嫌いなもの

嘘。
欺瞞。

慣れ合い。
なすりつけ。

誤魔化し。
憐み。
痛み。

拒絶。




全部、要らないもの

優しさ

何も知らないフリしてあげること

これが


あたしができる精一杯


告白もしてないのに
好きだって自覚するのもままならずに


終わった

きっと、終わったんだ



これから、
どんな顔で笑おう？

何を信じよう？


闇は光を拒む

光の力は闇を掻き消そうとする

飲み込む



あたしは闇を愛してしまった。
闇のなかに意識だけを浮かべて

何も見ないで生きていけたらいいのに


沢山の嘘も気にしない

笑っても、泣き顔でも
ここでなら露にならずにすむ



すべてを包み込む
柔らかな暗さよ。


どうか私を導いて

生きにくい

どうして
あたしの人生はこんなに難しい方に向かっているんだろうね。


もうちょっと馬鹿な女なら、
適当に生きれたのにね。

好きな気持ちを認めず、
生温いお湯に浸かってぷかぷか

気持ちいい



空回りするプライド
痛々しいくらいの弱い心


嘘が守る
脆いあたし



涙溢れても
理由が分からない

ただ、ここだけは演技しないで素直に泣きたいから
訳をと問いただしたりしないわ


傷つきたくない
気付きたくない


もう、誰かに優しい場所に誘われたい

深い傷

痛い。


心が。


毒矢を刺されたみたいに


じわじわと効いてくる


泣きたい


わぁわぁと大きな声で泣きたい


愚かな自分を呪いたい


いずれ捨てられる哀れな仔犬を守るように


優しくしないで


触れないで


笑いかけないでよ

同じ高さで話したいだけ

やっぱり
真実はイタイ。

優しい嘘で守られていたんだなぁーと実感。


同時に落胆。


すべてばれてたことより、
やっぱりこっちにショックを隠しきれない感じ。


あの子は悪くない

あいつだって悪くない


あたしが勝手に感情移入して
感傷的になってるだけだって



あいつを止める資格もないし、
あいつだってあたしにとめられる理由なんてこれっぽっちもないし、

だけど、悲しいなと思う。


彼には、そうなってほしくないな。
そう思うのは、限りなくあたしのエゴ。


優しい人だって知ってるし
ほんとは淋しいんだろなってのも感じてる


だからこそ、よけいに
その手を汚してほしくなんかなかったな



お互いに傷つくだけだとなぜわからないんだろう。


あたしには、まだその辺がわからない



別に、もう二度と二人で合わないなんて誓いを
あたしにする必要なんてないよ

ほんとに。

会えばいいと思う


ただ、あたしなら、
あたしがどちらの立場であったとしても
どんな顔して会えばいいか
全然わからないな。